JUICERの使い方 セットアップ編|歌枠のやり方とOBS設定


歌枠をやりたいけど、OBSに歌の音を乗せる設定で止まってる…。JUICERを入れれば楽になる?

JUICERは、ミキサーと曲の管理をひとつにまとめた歌枠アプリだよ。セットアップは5ステップ、目安は15分。OBSのメーターが動くまで一緒にやろう。
できたら:起動画面が出る
できたら:メイン画面が出る
できたら:マイクのメーターが動き、ヘッドフォンから音が返る
できたら:OBSに「音声入力キャプチャ」のソースができる
できたら:OBSのメーターが動く
対象はWindows 10/11(64bit)とOBS Studio 28以降。
画面はJUICER v0.7.44とOBS Studio 32.2.2です。
Freeプランのまま最後まで進められます。
結論:JUICERのセットアップは、音の出口を2つ作るだけです
JUICERの音の出口は「モニター」と「配信ルート」の2つ。この2つがそろえば、歌枠の音まわりは完成です。

モニターは、自分のヘッドフォンに返す音。
配信ルートは、OBSへ送る音。
ステップ1〜3でモニター、ステップ4〜5で配信ルートを作ります。

歌枠で多い事故が「自分には聞こえているのに、配信に音が乗っていない」。片方の出口しか確認していないときに起きるんだ。だから3点チェックまでがセットアップだよ。
理由:歌枠の音は「自分に返す音」と「視聴者に送る音」が別だからです
経路が2本あるので、確認するのは3点です。
- 声がJUICERに入っている(マイクのメーター)
- 自分に返っている(ヘッドフォン)
- OBSに届いている(OBSのメーター)
3つは別々の経路です。
1つ動いていても、残りが動いている保証にはなりません。
歌枠を始めるのに必要なもの
- Windows PC:Core i5 第8世代 / Ryzen 5 以上、メモリ8GB以上(16GB推奨)
- マイク:USBマイクでも、オーディオインターフェース+マイクでも可。歌い手のマイク選び
- ヘッドフォン:スピーカーだとマイクが拾って回り込む。歌い手のヘッドフォン
- オーディオインターフェース(任意):ASIOで返しの遅れが短くなる。オーディオインターフェースの選び方
- OBS Studio:無料。28以降
- JUICER:Freeプランで足りる
- オケ音源:ファイルまたはYouTube。配信で使えるかは自分で確認する
配信ソフトはOBS、音と曲まわりはJUICER。
JUICERはOBSの手前で音を作って渡す係で、OBSの代わりではありません。
機材から揃える段階なら、VTuberになるには?費用と初心者向け完全ガイドも参考にしてください。
JUICERが引き受けること
- ミキサー:マイク・オケ・BGMの音量を別々に調整し、エフェクトで声を整える
- マイソングとセットリスト:持ち曲を貯めて、今日歌う曲を並べる
- OBS連携:音をVB-Cableで送り、今歌っている曲名を配信画面に出す
- 配信タイムコード:歌った時刻を記録し、YouTubeのチャプター用に書き出す(Proプラン)
セットアップで使うのはミキサーとOBS連携。どちらもFreeプランに含まれます。
具体例:歌枠のやり方を、インストールからOBS設定まで5ステップで

ステップ1:インストールする
- JUICERの公式ページで「インストーラをダウンロード」を押す(約6MB)
JUICER-Setup.exeを実行し、画面に従って進める- 起動画面が出れば完了
ステップ2:「ゲストではじめる」で起動する

- 「ゲストではじめる」を押す
- 「プラグインスキャン」は「スキップ」でよい(VST3プラグインを使わない場合)
- 約2分のチュートリアルは「あとで」でもよい。アカウントメニューの「チュートリアル」から開き直せる
メイン画面が出れば完了です。

覚える場所は4つです。
- 上:ミキサー(MIC / OKE / BGM / MASTER)
- 左:マイソング
- 右:セットリスト
- 右上:歯車アイコン(設定)
左上の「モード」はリハーサルとLIVEの切り替え。セットアップ中はOFF(リハーサル)のままで構いません。
ステップ3:設定の「オーディオ」でマイクとヘッドフォンを選ぶ
右上の歯車→「オーディオ」タブ。セットアップで触るのはこのタブだけです。
- 「入力(マイク)」でマイクを選ぶ。一覧に無ければ「デバイス更新」
- 声を出す → ミキサーのMICのメーターが振れる
- 「オーディオ API」を選ぶ(下の3択)
- 「モニター(ヘッドフォン)」で、自分が聞く出口を選ぶ
- ミキサーのモニターをONにして声を出す → ヘッドフォンから自分の声が返る
「オーディオ API」で変わるのは音質ではなく、歌ってから耳に返るまでの遅れです。
- 「WASAPI Shared」:標準の遅延。どの環境でも動く
- 「WASAPI Exclusive」:低遅延。他のアプリの音が出なくなる
- 「ASIO」:推奨。遅延がいちばん短い。ASIOドライバが必要
ASIOドライバがあるなら「ASIO」、無ければ「WASAPI Shared」から始めると迷いません。
2と5が確認できれば、ステップ3は完了です。

ASIOって、持ってないとだめ?

無くても動くよ。ASIOは返しの遅れを短くする道具で、歌いやすくなるから推奨なんだ。USBマイクなら「WASAPI Shared」で始めて、あとから機材を足せばいい。
ステップ4:VB-Cableを入れて、OBSの「音声入力キャプチャ」で受ける
ここからが配信ルートです。
VB-Cableは、JUICERの音をOBSへ渡す仮想ケーブル。VB-Audio Software社の無料ソフトです。
VB-Cableを入れる
- VB-Audioの公式サイトからzipをダウンロードする。JUICERの設定「設定方法を見る」からも開ける
- 展開した
VBCABLE_Setup_x64.exeを右クリック→「管理者として実行」→「Install Driver」 - PCを再起動する
JUICER側を確認する

再起動後に、設定の「オーディオ」タブを開きます。
「OBSへの音声送信方式」は「VB-Cable (従来方式 / 既定)」のまま。
「送信先」が「CABLE Input (VB-Audio Virtual Cable)」なら正しい状態です。
OBS側で受ける(3手順)



VB-Cableは、JUICERが「CABLE Input」へ入れて、OBSが「CABLE Output」から拾う1本のケーブルです。

最後に、OBSの音声ミキサーで「デスクトップ音声」と「マイク」をミュートします。
オンのままだと、声やモニターの音が二重に配信へ乗ります。
ゲーム音など別に乗せたい音は、その音だけ別のソースで足します。
ステップ5:3点チェックで「音が乗っていない」を防ぐ

- 声を出す → JUICERのMICのメーターが動く
- 音を再生する → ヘッドフォンから聞こえる(曲がまだなら、BGMの「BGMファイルを選択」で手持ちのmp3を再生)
- 歌う → OBSの音声ミキサーで、追加したソースのメーターが動く
3だけだめなときは、設定「オーディオ」の「リハーサル中も OBS(VB-Cable)に出力する」を確認します。
既定はONです。OFFだと、リハーサル中は配信ルートに音が出ません。
3つそろえば土台は完成。止まるなら、最初に止まった場所が原因の場所です。
つまずいたら:止まった番号で切り分ける
1で止まる(MICのメーターが動かない)
- ミキサーのMボタンでマイクをミュートしていないか
- 「入力(マイク)」のデバイスは正しいか。無ければ「デバイス更新」
- 通話アプリや別の配信ソフトがマイクを占有していないか
- Windowsのマイク許可。「設定」→「プライバシー」→「マイク」でデスクトップアプリを許可し、JUICERを再起動
2で止まる(ヘッドフォンから聞こえない)
- 自分の声だけ聞こえない → ミキサーのモニターがOFFになっていないか
- 何も聞こえない → 「モニター(ヘッドフォン)」のデバイス選択
- ASIOのとき → ヘッドフォンをオーディオインターフェースに挿しているか
3で止まる(OBSのメーターが動かない)
- 「リハーサル中も OBS(VB-Cable)に出力する」がOFFになっていないか
- 「VB-Cable がインストールされていません」の警告が出ていないか。出ていればインストールと再起動をやり直す
- OBS側のデバイスが「CABLE Output」か。種類が「音声入力キャプチャ」か
- OBSの音声ミキサーで、そのソースがミュート(赤)になっていないか
ここに無い症状は、公式マニュアルの7. 困ったときへ。
配信そのものが始まらないときは、OBSでYouTube配信できない時はエラー文で切り分けるへ。
次にやること:曲を登録して、リハーサルで1曲通す

マイソングの「新規追加」で1曲入れて、セットリストに並べ、リハーサルのまま1曲歌ってみます。
曲名のオーバーレイと、LIVE中のタイムコード記録は、曲を入れてからの工程です。
手順は公式マニュアルの3. 曲を用意すると4. 配信するにあります。
JUICERのセットアップについてよくある質問
- JUICERは無料で使えますか
Freeプランで、マイソング100曲、内蔵エフェクト、OBS連携、曲名オーバーレイまで使えます。
有料はLite(月490円、500曲)とPro(月590円、曲数無制限・キー変更・VST3・チャプター出力)です。
- ログインしないと使えませんか
「ゲストではじめる」でログインなしに使えます。
使えないのはマイページ、フレンド、YouTubeのチャンネル連携。エフェクトの並びとセットリストは終了時に保存されません。
- VB-Cableは必ず必要ですか
OBSへ音を送る既定の方式がVB-Cableです。
「NDI」も選べますが、OBS側にDistroAVプラグインとNDI Runtimeが要ります。通常の歌枠はVB-Cableで足ります。
- ASIOのオーディオインターフェースは必要ですか
必須ではありません。無ければ「オーディオ API」を「WASAPI Shared」にします。
- Macでも使えますか
Windows 10/11(64bit)専用です。Macには対応していません。
まとめ:出口を2つ作って、3点チェックが通れば歌枠は始められます
つまずくのは、ほぼステップ3と4。
ステップ3はJUICERの「オーディオ」タブ、ステップ4はOBSのソースのプロパティを見直せば直ります。
音の出口は2つ。マイクのメーター、ヘッドフォンの返し、OBSのメーターの3つが動いたら、セットアップは終わりです。

OBSのメーターが動いたら、あとは曲を入れて歌ってみればいいんだね?

そうだよ。リハーサルで1曲通して、返しと配信の音量を整えてから本番にしよう。曲の登録とセットリストは次の記事でね。
歌枠の声づくりを、講師に相談したい方へ
オンラインスクール「CCA 活動者専門スクール」は、VTuber・歌い手・ライバー向けのボイストレーニングです。
レッスンは1回50分のマンツーマン。
長時間歌っても喉が持つ発声や、マイクとの距離など、配信ならではの相談もできます。
料金は月2回11,000円(税込、2026年9月27日確認)から。50分の無料体験があり、営業電話はありません。
参考(2026年9月27日閲覧)
- JUICER 公式ページ(動作環境・料金・ダウンロード)
- JUICER ユーザーマニュアル 1. はじめに
- JUICER ユーザーマニュアル 2. 音を出す
- JUICER ユーザーマニュアル 7. 困ったとき
- VB-CABLE Virtual Audio Device(VB-Audio Software)
- OBS Studio







