安いDAWのおすすめ|無料〜1万円台で録音・MIXを始める【2026年10月】


歌ってみたのミックスをしたいけど、ソフトは高そう…。安く始められるのはどれ?

ミックスはDAWの中でやるよ。無料のDAWもあるし、お金をかけるなら1万円台のCubase ElementsかAbleton Live 12 Introが目安だね。
ミックス(MIX)は、録音した歌と伴奏の音量、音質、左右の位置を整えて、1曲に仕上げる作業です。
DAW(音楽制作ソフト)の中で、EQ(音質の調整)、コンプレッサー(音量のばらつきを抑える機能)、リバーブ(響きを足す機能)などを使って行います。
これらがDAWに付属していれば、MIX専用のソフトを別に買わなくても始められます。比べる対象は、2026年10月12日時点の公式の価格で、無料から1万円台までのDAWです。
結論:無料ならGarageBand(Mac)かCakewalk Sonar(Windows)、1万円台ならCubase ElementsかAbleton Live 12 Introです
録音とミックスができるDAWを、価格の低い順に並べました。
| DAW | 価格 | 対応OS | 録音とミックスの条件 |
|---|---|---|---|
| GarageBand | 無料 | Mac | マイクをつないで録音でき、アンプやエフェクトも使える |
| Cakewalk Sonar(無料版) | 無料(BandLabのアカウントが必要) | Windows 11以降(推奨) | 基本機能は使える。ProChannelのモジュールは一部のみ |
| Waveform Free | 無料 | Windows・Mac・Linux | 公式の説明は、制限のない無料のDAW |
| REAPER | 60ドル(割引ライセンス) | Windows・Mac・Linux | 機能の制限はなく、60日間は無料で評価できる |
| Cubase Elements 15 | 13,200円 | Windows・Mac | オーディオ48・MIDI64トラック。EQ、コンプレッサー、リバーブが付属 |
| Ableton Live 12 Intro | 14,800円 | Windows・Mac | 16トラックまで。EQ、コンプレッサー、リバーブが付属 |
| FL Studio Fruity | 99ドル | Windows・Mac | 音声を録音できない。録音はProducer(179ドル)から |
価格は、Cubase Elementsが税込です。Ableton Live 12 Introは公式ショップの表示価格で、REAPERとFL Studioは米ドル建てです。
歌のピッチ補正は、GarageBand、REAPER、Cubase Elements、Ableton Live 12 Introに付属します。FL Studio Fruityには付属せず、録音もできません。

ミックスの練習なら、まず無料のDAWで1曲やってみるのがいいよ。足りないところが見えてから有料版を選べば、無駄がないね。
まず無料のDAWか体験版で1曲ミックスし、トラック数やエフェクトが足りなくなってから有料版を選びます。
Cubaseのグレードの違いは、Cubaseの値段は?買い切り価格と歌ってみたに合うグレードで説明しています。
CubaseとStudio One、Logic Proなど主要DAWの比較は、CubaseとStudio Oneはどっち?主要DAWの違いと選び方にまとめました。
理由:ミックスで見る点は「トラック数」「付属のEQ・コンプレッサー・リバーブ」「ピッチ補正」「プラグインの追加」の4つです
トラック数は、伴奏・歌・ハモリを数えて決めます
伴奏が1本、メインボーカルが1本、ハモリが3本なら、トラックは5本です。
同じ歌を重ねる録音やコーラスを足すと、その分だけ増えていきます。
トラック数の上限は、Cubase Elementsがオーディオ48本、Ableton Live 12 Introがオーディオ・MIDI合わせて16本です。
REAPERは、公式の説明によると、1つの版で機能に制限がありません。
自分の曲に必要なトラックを数えてから、上限に収まるDAWを選びます。
付属のEQ・コンプレッサー・リバーブで、ミックスの基本はできます
- Cubase Elements:StudioEQ(EQ)、Tube CompressorとVintage Compressor(コンプレッサー)、Roomworks(リバーブ)、De-Esser(歯擦音を抑える)が付属。歌用のVocalChainは、Artist以上にある
- Ableton Live 12 Intro:Channel EQ、Compressor、Reverb、Limiter、Gateが付属。EQ Eight、Glue Compressor、Multi-band DynamicsはStandard以上
- REAPER:数百種類のエフェクトが付属
- Cakewalk Sonar(無料版):ProChannelは一部のモジュールだけ。9種類のエフェクトをまとめたCore Plugin Suiteは、有料のメンバーシップ向け

最初は付属のEQとコンプとリバーブだけで十分だよ。足りなくなってから、無料のプラグインを足していこう。
Cubase ElementsとAbleton Live 12 Introには、EQ、コンプレッサー、リバーブが最初から付いています。
ピッチ補正は、付属の有無とグレードがDAWで違います
歌のミックスでは、音程のずれを直すピッチ補正が付属するかも、選ぶ点の1つです。
各社の公式ページには、次のように書かれています。
| DAW | 付属のピッチ補正 | 条件 |
|---|---|---|
| GarageBand | 「ピッチ補正」スライダー | 正確に補正できるのは単音のオーディオ。「キーに限定」も選べる |
| REAPER | ReaTune | 自動と手動のピッチ補正に対応 |
| Cubase Elements | Pitch Correct | 自動のピッチ補正。音符ごとに直すVariAudioはArtist以上 |
| Ableton Live 12 Intro | Auto Shift | リアルタイムのピッチ補正。Live 12.1で追加 |
| FL Studio | Newtone、Pitcher | Signature以上。FruityとProducerには付かない |
| Cakewalk Sonar(無料版)、Waveform Free | 公式ページに項目なし | Sonarの機能表にあるのは、ボーカルのタイミングを揃えるVocalSync |

自動のピッチ補正なら、GarageBandにもCubase ElementsにもLive 12 Introにも付いているよ。音符ごとに細かく直したいなら、CubaseはArtist以上のVariAudioが必要だね。
自動のピッチ補正は、GarageBand、REAPER、Cubase Elements、Ableton Live 12 Introのどれにも付属しています。
プラグインを足せるかで、あとから音を増やせます
別のメーカーのEQやリバーブを追加できるかは、DAWが対応するプラグインの形式しだいです。
- REAPER:VST、VST3、LV2、AU、CLAPなど
- Ableton Live:VST2、VST3、Audio Units
- Cubase 15:VSTプラグイン。VST2は公式サポートの対象外
プラグインを探す前に、使うDAWが対応する形式を確かめておけば、買ってから使えないという失敗を防げます。
具体例:予算別に見る、録音とミックスに向くDAW
無料:GarageBand(Mac)、Cakewalk Sonar(Windows)、Waveform Free
GarageBandは、AppleがMac向けに無料で配っているDAWです。入手先はApp Storeです。
マイクやギターをつないで、アンプやエフェクトを選びながら録音できます。録音したテイクはマルチテイクリージョンに保存され、最高のテイクを選ぶのも簡単です。
Cakewalk by BandLabは、公式が開発とサポートの終了を発表しており、後継としてCakewalk Sonarの無料版が用意されています。
BandLabの無料アカウントで使え、推奨環境はWindows 11以降です。
無料版のライセンスは現在は期限がありませんが、定期的なアクティベーション(ライセンスの確認)が必要です。Cakewalk by BandLabで作ったプロジェクトは、Sonarで開けます。
無料版にも、テイクレーンとコンピングがあります。
TracktionのWaveform Freeは、Windows、Mac、Linuxで使える無料のDAWです。公式の説明では、機能に制限がありません。
歌を1本録って整えるだけなら、無料の録音・編集ソフトAudacityも選べます。
60ドル:REAPER
REAPERは、Cockosが作るDAWです。ライセンスは2種類あり、機能はどちらも同じです。
- 割引ライセンス:60ドル。個人の利用、年間の総収入が2万ドル以下の個人・事業者、教育・非営利団体が対象
- 商用ライセンス:225ドル
- 評価期間:60日間、全機能を無料で試せる
複数のテイクから良い部分をつなぐスワイプコンピングも、REAPER 7に入っています。
価格に税は含まれません。円での支払い額は、為替によって変わります。
1万円台:Cubase Elements(13,200円)とAbleton Live 12 Intro(14,800円)
| 比べる点 | Cubase Elements 15 | Ableton Live 12 Intro |
|---|---|---|
| 価格 | 13,200円(税込) | 14,800円 |
| トラック数 | オーディオ48・MIDI64・インストゥルメント24 | オーディオ・MIDI合わせて16 |
| テイクをつなぐコンピング | Artist以上で使える | Introから使える |
| ピッチ補正 | Pitch Correctあり(音符ごとに直すVariAudioはArtist以上) | Auto Shiftあり(Live 12.1で追加) |
| 体験版 | 60日間 | 30日間(Suiteの全機能) |
| 学生・教職員向け | アカデミック版8,800円 | 50%オフで7,400円 |
コンピングは、何回か録った歌から、良い部分だけをつないで1テイクにする機能です。

歌を何本も重ねるなら、トラックが多く使えるCubase Elementsが安心だね。ループで曲を組み立てたいなら、Liveの体験版も触ってみよう。
Cubaseは、上のグレードに上げるとVariAudio(音符ごとのピッチ編集)やコンピングが使えます。グレードごとの価格は、Cubaseの値段は?買い切り価格と歌ってみたに合うグレードで説明しています。
1万円台でも録音に向かない:FL Studio Fruity
FL StudioのFruityは99ドルで、音声を録音できません。マイクで歌を録るなら、179ドルのProducer以上が必要になります。
FL Studioは、どのエディションでも購入後のアップデートが生涯無料です。
予算を3万円ほどに広げるなら:Studio OneとLogic Pro
Studio Oneは、Fender Studio Proへ名前が変わり、現行のFender Studio Pro 8は29,800円(日本の正規代理店MI7の販売価格)です。
Logic Proは、パソコンではMac専用で、買い切りが30,000円。GarageBandで作ったプロジェクトを開くこともできます。
どちらもグレードが1種類で、ピッチ補正とコンピングを最初から備えています。比較はCubaseとStudio Oneはどっち?主要DAWの違いと選び方で説明しています。
安く買う方法:1万円以下で買えるのは、付属版からのアップグレードと学生向けの割引です
- Cubase AI・LEからのアップグレード:オーディオインターフェースなどに付属するCubase AI・LEから、Elementsへは6,050円
- Cubase Elementsのアカデミック版:8,800円。学生・教師が対象
- Ableton Liveの学生・教職員割引:Intro・Standard・Suiteが50%オフで、Introは7,400円。新規購入のみで、アップグレードには使えない
価格は、Cubaseが税込です。Ableton Liveは公式ショップの表示価格です。
機材を買う予定なら、Cubase AI付きのオーディオインターフェースを選ぶと、Elementsへ6,050円で上げられます。
たとえばSteinbergのUR22Cには、Cubase AIが付属しています。機材の選び方は、歌い手におすすめのオーディオインターフェースにまとめました。
録音とミックス向けのDAWについてよくある質問
- MIX専用のソフトは別に必要ですか
最初は、DAWに付属するEQ、コンプレッサー、リバーブで始められます。足りない点が見えてから、プラグインを足します。
- 歌のピッチ補正は無料のDAWでもできますか
MacのGarageBandは、ピッチ補正のスライダーを備えた無料のDAWです。正確に補正できるのは、単音のオーディオです。
REAPERは60ドルのDAWで、ReaTuneが付属します。Cakewalk Sonar(無料版)とWaveform Freeは、公式ページの機能紹介にピッチ補正の項目がありません。
- Cakewalk by BandLabは今も使えますか
公式は、開発とサポートの終了を発表しました。有効化の更新が終わると、Cakewalk by BandLabではプロジェクトの保存や変更ができなくなります。
後継のCakewalk Sonarには無料版があり、これまでのプロジェクトも開けます。
- ミックスにはヘッドホンも必要ですか
音の違いを聞き取りやすくするため、モニター用のヘッドホンかスピーカーがあると便利です。
ヘッドホンの選び方は、歌い手向けのおすすめヘッドホンで説明しています。
まとめ:まず無料版か体験版で1曲ミックスし、足りない点が見えたら有料版へ進みます
- 無料で始める:MacはGarageBand、WindowsはCakewalk Sonarの無料版、どちらでもWaveform Free
- 1万円台で始める:Cubase ElementsかAbleton Live 12 Intro
- 60ドルで始める:REAPER
- 避ける:マイクで録音するなら、FL Studio Fruity
無料版か体験版で1曲ミックスしてから、足りない点に合わせて有料版を選びます。

まずは無料のDAWで1曲ミックスしてみる!

足りないところが見えたら、Cubase ElementsかLive 12 Introの体験版を触ってみよう。
参考(2026年10月10日〜12日閲覧)
- Cubaseシリーズ比較(Steinberg)
- Cubase体験版(Steinberg)
- GarageBand(Apple)
- Mac用GarageBandでオーディオトラックのすべてのリージョンのピッチを補正する(Appleサポート)
- Cakewalk Sonar(BandLab)
- Waveform Free(Tracktion)
- REAPERライセンスの購入(Cockos)
- REAPERの機能(Cockos)
- Ableton Live 12ショップ(Ableton)
- Liveのエディション比較(Ableton)
- 学生・教職員向けAbleton Live(Ableton)
- FL Studio価格とエディション(Image-Line)
- Fender Studio Pro購入(MI7)
- Logic Pro(Apple)
- Audacity







