PVT Studioは、録音全体を解析して1本の音量カーブを描くmacOS向けツール「Gain Curve」のバージョン1.2を公開しました。1.2ではアプリ内での更新機能が加わり、価格は29米ドルです。
要点
- Gain Curve 1.2 が公開済みで、価格は 29米ドル
- 学生・教師は 15米ドル、全機能の試用期間は 14日間
- ライセンスは 2台のMac で使え、サブスク・アカウント・iLokは不要
- スタンドアロン、Audio Unit、VST3 の3形式に対応
- iPhone・iPad版 はApp Storeで近日公開予定
Gain Curveの仕組みと1.2の変更点
Gain Curveは、コンプレッサーのように音をその場で処理せず、録音全体を先に読み込みます。そのうえで、各時点の望ましい音量を1本のなめらかなカーブとして描きます。小さい箇所は持ち上がり、大きい箇所は落ち着きます。
カーブは再生前に確認でき、任意の範囲を手で描き直したり、MIDIフェーダーで操作したり、元に戻したりできます。1.2の新機能は、アプリ内から新バージョンをその場でインストールできる内蔵アップデートです。
搭載機能
音量調整のほかに、家庭録音でよく必要になる処理が同じウィンドウに入っています。ラウドネスの目標は配信先に合わせて選べます。仕上げまでを1つの画面で完結できる構成です。
- 自動描画:音符、フレーズ、セクションの3段階の細かさで実行できる。Smoothも用意
- プリセット:ピアノ、クラシックのリサイタル、ポッドキャスト、オーディオブック、映画のセリフ向け
- Make it ready:Spotify、Apple Music、YouTube、ポッドキャスト、ACX、放送の基準に合わせる
- クリーンアップ:ハイパス、ローパス、ディエッサー、息や間の抑制、50/60Hzのハム、DCオフセット
- ノイズ除去:定常的な背景ノイズを除去。除去分を聞ける切替つき(スタンドアロン版)
- バッチ処理:フォルダ単位で処理でき、カーブをDAWのオートメーションに書き出せる
価格と提供状況
Gain Curve 1.2は販売中で、価格は29米ドルです。ライセンスはスタンドアロンアプリ、Audio Unit、VST3を対象とし、2台のMacで使えます。
学生と教師は15米ドルです。全機能を使える14日間の試用版があります。日本円での価格や日本での提供条件は、公式には記載なしです。iPhone・iPad版は近日中にApp Storeで提供される予定です。
活動者にとってのポイント
- 歌い手や宅録でボーカルを録る人は、録音後にカーブを目視で確認しながら音量を整えられます。購入前に14日間、全機能を試せます。
- ポッドキャストや朗読を配信する人は、Make it readyでSpotifyやYouTube、ACXなど公開先に合わせたラウドネスにできます。
- DAWで作業する人は、カーブをオートメーションとして書き出せます。対応形式はAudio UnitとVST3で、Windows向けは記載がありません。
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出典
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