配信ではどっち?ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いを徹底解説


ねえ、なびっと先生!マイクを買おうと思うんだけど、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクって何が違うの?

いい質問だね!ボクが簡単に説明すると、ダイナミックマイクは頑丈で扱いやすい、コンデンサーマイクは繊細で高音質。この違いを詳しく見ていこうか!
音楽活動や配信を始める際に、どのマイクを選ぶべきか悩む人は多いでしょう。特に、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いを理解することは重要です。本記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説し、用途に合ったマイクの選び方を紹介します。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの基本的な仕組みと違い
マイクの構造と動作原理
マイクは音を電気信号に変換する装置ですが、その方式によって性能が大きく異なります。ダイナミックマイクはコイルと磁石の振動によって音を拾い、コンデンサーマイクは電気的な変化で音を捉えます。
ダイナミックマイクは、振動板が音の振動で動くことで電流が発生し、その電流が音声信号になります。一方、コンデンサーマイクは極板に電圧をかけ、音の振動で静電容量が変化することで音を拾います。
どちらの方式も優れた特性を持っていますが、用途によって適切なマイクを選ぶことが重要です。

ダイナミックマイクは音質が悪いというイメージがついてしまっているけど、大きな誤解だよ!使い方によってはコンデンサーよりも綺麗に録音することだって可能なんだ。
ダイナミックマイクの特徴
ダイナミックマイクのメリットとデメリット

ダイナミックマイクは、特にライブパフォーマンスや屋外イベントで重宝されるマイクです。その理由は以下の通りです。
メリット
- 感度が低いため、周囲のノイズを拾いにくい
- 非常に頑丈で、湿度や温度の変化にも強い
- 電源が不要で手軽に使える
- 安価で高品質なものが多い
デメリット
- 高音域の繊細な音を拾うのが苦手
- 感度が低いため、小さな音を拾いにくい(離して使うのに適さない)
ダイナミックマイクは、シンプルな構造で壊れにくいため、初めてマイクを使う人にもおすすめです。
コンデンサーマイクの特徴
コンデンサーマイクのメリットとデメリット

コンデンサーマイクは、レコーディングやナレーション収録など、高音質が求められる場面で使われることが多いです。
メリット
- 感度が高く、細かい音のニュアンスまで拾える
- 広い周波数特性を持ち、自然でクリアな音質
- 低音から高音までバランスよく録音できる
- ある程度距離が離れていても収音できる
デメリット
- 繊細な作りのため、衝撃や湿気に弱い
- 部屋鳴りなども拾ってしまうので防音・吸音された場所が必要
- ファンタム電源が必要で、オーディオインターフェースやミキサーが必要になることが多い
- 高価なものが多い(安価なものは音質が著しく悪い)
特にボーカルや楽器の収録に適しており、スタジオ環境では必須のマイクといえます。
用途別のマイク選びのポイント
ライブパフォーマンスや屋外イベント向け
ライブや屋外での使用には、耐久性が高く、ノイズを拾いにくいダイナミックマイクが適しています。例えば、ボーカル用として定番のSHURE SM58は、その頑丈さとクリアな音質で人気です。
配信向け
主にゲーム実況などで使うには、キーボードなどの操作音を拾いにくいダイナミックマイクが適しています。ダイナミックマイクでおなじみのSHUREが出しているUSBマイクSHURE MV6はゲーミングマイクとしても親しまれています。
スタジオ録音や自宅配信向け
繊細な音をクリアに録音したい場合は、コンデンサーマイクが適しています。Audio-Technica AT2020は、コスパが良く初心者にも扱いやすいモデルです。
初心者におすすめのマイク機種
ダイナミックマイクのおすすめモデル
初心者向けのダイナミックマイクとして、以下のモデルがおすすめです。
- SSHURE SM58:ライブやスタジオで定番のマイク
- SHURE BETA58A:SM58の上位機種で、よりノイズが少なくクリアな音質
- Audio-Technica ATR2100x:安価でUSB接続もでき、配信者向け
- SHURE MV6:USB接続で、自動レベル補正やノイズフィルターを搭載
コンデンサーマイクのおすすめモデル
レコーディングや配信向けのコンデンサーマイクとして、以下のモデルが人気です。
- Audio-Technica AT2020:コスパ抜群でクリアな音質
- Rode NT1-A:低価格の中でも抜けがよくボーカル収録に最適
- AKG C214:原音に忠実で伸びの良い音が特徴の、汎用性の高いモデル
- LEWITT LCT240PRO:歌録りから配信まで一通りこなせる安価で高品質なマイク
マイク選びよりも大切なこと
マイクとの距離を適切にしよう
マイクの性能以上に、マイクの用法を理解することが何よりも重要です。特にノイズが大きい場合や、音が割れてしまう場合などにはマイクとの距離を改善してみる必要があるかもしれません。
詳しくはこちらの記事で解説しています。

マイクの指向性
マイクの指向性とは、どの方向からの音を拾いやすいかを示す特性のことです。指向性を理解することで、より高音質で録音・配信ができるようになります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。

適切なレベルにしよう
録音や配信では、マイクの入力レベルが非常に重要です。適切な値になっているか、確認してみましょう。
Discordの音声設定についてはこちらの記事で解説しています。

まとめ
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いを理解することで、自分の用途に最適なマイクを選ぶことができます。ライブやゲーム配信ではダイナミックマイク、宅録や歌枠配信ではコンデンサーマイクが適しています。
マイク選びの参考にして、最高の音質を手に入れましょう!