【2025年版】VTuberになるには?費用と初心者向け完全ガイド


VTuberってどうやってなるんだろう。活動を始めるまでの準備が大変そうだし、お金も掛かりそう…

実は一概に言えない部分が多いんだ。VTuberでも、コンセプトや形態によってかかる予算や準備期間が大きく異なるよ。

にじさんじや、ホロライブみたいなモデルを手に入れるにはどうしたらいいの?

そうだね、プロのイラストレーター先生に依頼をして、Live2D用に描き下ろしてもらうのが一般的だよ。さらに、イラストを動かすためのパーツ分割とモデラーさんにお願いして、モデリングという工程も必要だから、3ヵ月から半年ぐらいはかかると思っていいかも。

そんなあ、今すぐ活動を始めたいのに…!!
それにお金も掛かりそうだし、他に方法はないのかな?

もちろん。今は買ってすぐに使える汎用モデルや、イラストとモデリングをセットでやってくれるクリエイターさんも居るんだ。さらに、工夫次第では自作することもできるから、無料でも始められるよ。
この記事ではVTuberになるために必要なことをまとめてみたよ。
VTuberとは?
VTuber(バーチャルYouTuber)とは、3Dまたは2Dのアバターを使って動画配信を行うコンテンツクリエイターのことです。近年、YouTubeやTikTokを中心にVTuber市場は拡大し、個人で活動するVTuberも増えています。
VTuberになるのって難しい?
VTuberとして活動を始めることは、適切な準備をすれば誰でも可能です。しかし、クオリティの高いVTuberとして成功するには、モデルの作成や配信技術、視聴者の獲得など、多くの課題があります。
事前に色々と決めておこう!
初心者でもVTuberになるためのプロセスは比較的シンプルですが、以下のポイントは特に重要になってきます。
- VTuberの方向性を決める(ゲーム実況、雑談、歌配信など)
- 必要な機材を準備する(PC、マイク、カメラなど)
- モデルを作成する(2Dにするか、にするか3D)
- 配信画面を作成する(OBS Studio、VTube Studioの設定など)
モデル(アバター)が完成するまで
期間はどのくらいかかる?
VTuberモデルの制作期間は、使用するツールや依頼するクリエイターによって異なります。
- VRoid Studio(3Dモデル)を使う場合:初心者でも数時間~数日で作成可能。
- Live2D(2Dモデル)を自作する場合:絵を描くスキルが必要で、1~2か月程度。
- プロのイラストレーターやモデラーに依頼する場合:デザインやモデリングの工程を含めると、2~6か月かかることも。
モデルの完成度を求めるほど時間がかかるため、スケジュールを考慮しながら準備を進めましょう。
費用はどのくらいかかる?
VTuberとして活動するための費用は、選択する機材やモデルの質によって大きく異なります。
初期費用の目安
項目 | 費用の目安 |
---|---|
PC | 10万~30万円 |
マイク | 5,000円~2万円 |
カメラ(フェイストラッキング用) | 5,000円~2万円 |
2Dモデル(Live2D) | 5万~30万円(依頼する場合) |
3Dモデル(VRoid) | 無料~10万円(依頼する場合) |
無料ツールを活用すれば、低コストで始めることも可能ですが、クオリティを求める場合はある程度の投資が必要になります。
注意点は・・・著作権などのトラブルを防ぐために
VTuber活動を行う際には、イラストレーターさんと著作権について取り決めを行う必要があります。特に、著作権譲渡や商用利用を行う場合には追加料金が発生するパターンが一般的です。
- 著作権譲渡:イラストの著作権を買い取るかどうか。複製や販売、二次創作の許可など活動に不可欠。
- 商用利用:商用利用の定義は明確にはない。その為、イラストレーターと確認をしたほうがいい場合も。収益化していなくても、広告が流れる動画サイトで使用することを商用利用とみなす場合もあるので注意。
- 法人利用:法人、または法人に所属して活動をする個人は料金体系が変わる場合があるので注意。
著作権を軽視すると、チャンネル収益化やグッズ化などができなくなったり、最悪の場合は法的トラブルになる可能性もあるため、慎重に確認しましょう。
完全無料で始める方法
VTuber活動は、工夫次第で無料で始めることも可能です。
無料で始めるためのポイント
- VRoid Studioを活用:無料で3Dモデルを作成できる。
- OBS Studioを使用:無料の配信ソフト。
- フリー素材を活用:BGM、背景、サムネイルを無料で入手。
コストを抑えつつ、まずはVTuber活動を試してみたい場合は、無料ツールではじめてみるのもおススメです。
フリー素材を集めるならここがおすすめ!
他にも、YouTubeではなく配信アプリプラットフォームを使う「Vライバー」という選択肢もあります。17LIVE, IRIAM, REALITYなどでも無料で始められるので、検討してもいいかも知れません。
VTuberになるための準備
コンセプトの決定
VTuber活動を始める前に、コンセプトを明確にすることが重要です。
- キャラクターの設定(性格、口調、ビジュアル)
- ターゲット層(ゲーム実況、歌配信、雑談など)
- 活動方針(YouTube、Twitch、TikTokなどプラットフォームの選定)
必要な機材・ソフト
VTuberとして活動するには、以下の機材とソフトウェアが必要になります。
必須機材
- PC(配信ソフトやモデリングソフトを動かせるスペック推奨)
- ウェブカメラ or スマートフォン(顔のトラッキング用)
- マイク(音質の向上に必須)
VTuber向けソフトウェア
用途 | ソフトウェア例 |
---|---|
2Dモデリング | Live2D Cubism |
3Dモデリング | VRoid Studio |
フェイストラッキング | VSeeFace、Luppet、VTuber Studio |
配信ソフト | OBS Studio、XSplit |
2D or 3D モデルの選択
VTuberのビジュアルには、大きく分けて2Dと3Dのモデルがあります。
2Dモデル(Live2D)
- 高品質なアニメ風の表現が可能
- カスタマイズ性が高いが、モデリング費用が高騰(2024年以降特に顕著)
- 手や足の動きを再現できないのがデメリット
3Dモデル(VRoid Studio)
- 比較的簡単に無料で作成可能
- 動きの自由度が高く、VR環境でも活用できる
- 表情の豊かさが2Dに比べると少ないのがデメリット
→無課金でやるなら、VRoid Studioを使った3Dモデルから始めるのがおすすめ!
3. YouTubeチャンネルの設計
VTuberとして成功するには、ただ配信をするだけでなく、チャンネル設計が重要です。YouTubeのアルゴリズムを理解し、効率的に成長させる戦略を考えましょう。
チャンネルコンセプトを決める
VTuberの方向性を決め、どんな動画を作るのかを明確にします。
- ゲーム実況
- 雑談配信
- 歌ってみた
- ASMR など
YouTubeのアルゴリズムを活用する
- サムネイル・タイトル最適化:視聴者の目を引くデザインに
- 投稿頻度:最低週2回以上が推奨
- ショート動画の活用:YouTube Shortsで新規層にリーチ
- エンゲージメント強化:コメント返信、コミュニティ投稿
活動開始後の成長戦略
VTuber活動を成功させるには、初動だけでなく継続的な成長が重要です。
コラボレーション
- 他のVTuberやクリエイターと積極的にコラボする
- 人気VTuberの企画に参加して露出を増やす
- ゲームの大会などに積極的にエントリーする
マルチプラットフォーム展開
- YouTubeだけでなく、TikTokやX(旧Twitter)も活用
- TikTokはVTuberの知名度を上げるのに有効
収益化の準備
- YouTubeパートナープログラム(チャンネル登録者1000人+総再生時間4000時間)
- FANBOXやBOOTHでグッズ販売
- 企業案件・スポンサー契約

まとめ
VTuberになるためには、事前の準備とチャンネル設計が成功の鍵を握ります。
- VTuberを始めるにはそれなりの時間と予算がかかる
- 工夫次第では無料で始めることもできる
- 2024年以降はVRoid Studioを使った3Dモデルが初心者向けに最適
- YouTubeのアルゴリズムを理解し、戦略的にチャンネルを運営する
- SNSやコラボを活用して知名度を上げる
しっかり準備を整え、あなたのVTuberデビューを成功させましょう!